婦人科

GYNECOLOGY

婦人科検査・ワクチン

CHECKUP

当院では、婦人科がん検診やブライダルチェックをはじめ、各種検査や各種ワクチンに対応しております。
婦人科がんをはじめとした病気は、早期発見・早期治療を行うことで効果を高めることができますので、定期的な検診がとても重要です。

婦人科がん検診

婦人科で扱うがんは主に「子宮頸がん」「子宮体がん」「卵巣がん」の3種類です。
いずれも特に初期段階では自覚症状が出にくいために、検診がないとなかなか見つけることができません。
早期発見・早期治療の効果が高いと言われていますので、定期的な検診がとても重要です。

四球の図。上部:子宮体部、下部:子宮頸部、上部右側:子宮・卵管・卵巣
子宮頸がん

子宮頸部にできるがんのことです。

特徴
  • 若年~中年層に多い
  • 性交渉経験のある女性は、HPV感染のリスクがあり、子宮頸がんの発症リスクが高まる
症状

初期の子宮頸がんは、自覚症状はほとんどありません。
進行してくると、不正出血(生理の時期以外の出血)や性行為時出血、おりものの異常(ピンク・茶褐色・水っぽい・悪臭)、下腹部痛などが見られます。

検査方法

子宮頚がん検診で含まれる検査項目は、一般的には問診と視診・内診、そして子宮頸部細胞診とHPV(ヒトパピローマウイルス)検査を併用します。子宮頸部細胞診やHPV(ヒトパピローマウイルス)検査では、子宮頸部(子宮の入り口)の細胞をヘラやブラシで優しく擦りとります。
擦る際の違和感はありますが、痛みはほとんどありません。

頸部細胞診で異常な細胞が確認された場合
精密検査を行います。
子宮頸がんの精密検査とは、「コルポスコープ検査(コルポスコピー)」と子宮頸部の組織の採取です。膣からコルポスコープ(腟拡大鏡)と呼ばれる機器で子宮頸部を詳しく観察したのちに、異常のある部位から組織を採取します。
検診で行う細胞診よりも深い部分から採取するため、少し痛みを感じることもあります。
治療方法

子宮頸がんの治療には、手術療法(円錐切除 もしくは 単純子宮全摘手術)、放射線療法、抗がん剤による化学治療があります。
年齢、持病、がんの進行状況、妊娠の希望があるかどうかなどによって、適切な治療方法を選択していきます。

検診対象の方

20歳以上で性行為の経験がある方は、少なくとも2年に1度は子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。
特に、喫煙をされる方、妊娠・出産の回数が多い方などは、積極的に受けてください。
お住まいの自治体によっては、子宮頸がん検診の補助制度があり、無料または低額で受けられる場合があります。
詳細は各自治体にお問い合わせください。

子宮体がん

子宮体部にできるがんのことです。

特徴
  • 中高年層(40代以降)の割合が高く、50~60歳代の閉経前後に最も多い
  • 肥満や生理不順のある方に多い
  • 高血圧や糖尿病の方に多い
  • 血縁者に乳がん・大腸がん・子宮体がんの方がいる方に多い
症状

子宮体がんは、比較的初期の段階から不正性器出血が見られます。
特に閉経後に出血があった場合は要注意です。そのほか、おりものの異常(増加・褐色・悪臭)、性行時痛、下腹部痛、尿が出にくいなどの症状が見られることがあります。

検査方法

子宮体がんの検診は、子宮の奥の粘膜細胞を細い棒のような器具で擦って採取します。
子宮の奥まで器具を入れる検査となるので、一般的には子宮頸がん検診のように気軽に行うものではなく、医師が問診などを経て必要と判断した方に行う検査です。

子宮内膜細胞診で異常な細胞が確認された場合
精密検査を行います。子宮内膜の組織を器具で採取します。
この検査は、少し痛みを伴うことが多いです。
治療方法

子宮体がんの場合、主な治療法は手術です。
基本的には卵巣と卵管に加え、子宮や周りのリンパ節を取ることとなります。
若い女性で妊娠を希望される場合には、ホルモン剤などを用いて治療をすることもありますが、適応となるのは初期の子宮体がんの一部にとどまります。
診断がついた時点で病気が進行しており、手術で病変を取りきれないと判断された場合は、放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法を行うことがあります。

検診対象の方

以下に当てはまる方は、比較的子宮体がんになりやすいと言われていますので、子宮体がん検診を受けるかどうかをご相談ください。

  • 50代以上の女性の方
  • 不正出血がある方
  • 妊娠・出産経験がない方
  • 肥満の方
  • 生理不順の方
  • 初経が早い/閉経が遅い方
  • ホルモン補充療法を行っている方
  • 血縁者に乳がん・大腸がん・子宮体がんの方がいる場合
卵巣がん

卵巣にできるがんのことです。

特徴
  • 中高年層(40代以降)に多い
  • 気づかないうちに進行していることが多い
  • 卵巣がんのうち、10~20%ほどは遺伝的要因によるものとされている
症状

卵巣がんは、初期には自覚症状がほとんどなく、進行すると腹部膨満感や下腹部痛、頻尿、便秘などの症状が現れることがあります。
また一部の卵巣腫瘍では、ホルモンの過剰分泌により、急な若返りや男性化などの症状が現れることがあります。
卵巣腫瘍が大きくなり、腫瘍の付け根がねじれたり、腫瘍が破裂した場合には、激しい下腹部痛が突然現れますが、このような場合は緊急手術が必要となることがあります。

検査方法

卵巣がんは、子宮頸がんや子宮体がんのように外来で簡単に細胞診を行うことができません。
疑わしい場合は、画像診断や腫瘍マーカー検査を経て、最終的には手術で摘出した組織の病理診断によって確定されます。

治療方法

卵巣がんの治療は手術療法と、抗がん剤を用いた化学療法が基本です。
手術前の検査で良性であることがわかった場合のみ、腫瘍だけを核出する手術を行います。

検診対象の方

以下のようなリスク要因をお持ちの方は、卵巣がんのリスクが高まる可能性があります。
検診をご希望の方は、当院までご相談ください。

  • 50代以上の女性の方
  • 妊娠・出産経験がない方
  • 肥満の方
  • 不妊の方
  • 排卵誘発剤を使用している方
  • 血縁者に乳がん・卵巣がんの方がいる場合

ブライダルチェック(プレコンセプションチェック)

ブライダルチェック(プレコンセプションチェック)は、問診や血液検査、超音波(エコー)検査などを通じて子宮・卵巣の異常や性感染症など、妊娠や出産に影響を与える要因や疾患の有無を調べることができる検査のことです。
妊娠の支障となる病気があった場合でも、早期に発見し治療することで、計画的な妊娠・出産が可能になります。
将来的に妊娠・出産を望む女性や結婚・妊活を考えているカップルには、是非とも受けていただきたい検査です。

主な検査方法

※院の方針などにより、内容は異なる場合があります。

当院での具体的な検査項目は、患者様ごとに状況やご要望をお伺いしながら決定していきますが、主な内容をご紹介します。

血液検査
末梢血液検査

赤血球や白血球、血小板など血液の状態を測定し、貧血や血液疾患の有無を確認します。

血液型
血液型をRh型も含めて測定します。

感染症検査

B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVウィルス・クラミジアによる感染の有無を確認します。
特に、クラミジアは不妊症の原因となる可能性があり、重要な検査です。

風疹抗体価

風疹に対する抗体を持っているかどうかの確認をします。
妊娠中の風疹感染は胎児に重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、抗体がついていない場合には、妊活を開始される前のワクチン接種をおすすめします。

ワクチン接種後、2か月間は妊娠を避けるようにしてください。

超音波(エコー)検査

子宮・卵巣の状態を経膣超音波検査で確認します。
子宮筋腫・卵巣のう腫・子宮内膜症などの有無を確認します。

子宮頸がん検査

若年層でも頻度が非常に高くなっている子宮頸がんの検診です。
子宮の入り口から細胞を擦り取る検査ですが、痛みはほとんどありませんのでご安心ください。

子宮頸がん検査について

主なオプション検査 院の方針などにより、内容は異なる場合があります。
  • AMH検査(卵巣予備能検査)

血液中のAMHの濃度を調べる検査です。
AMH(Anti-Müllerian Hormone / 抗ミューラー管ホルモン)とは、女性の卵胞から分泌される女性ホルモンの一種で、この濃度を調べることで、女性の体に残された卵子の数の目安を知ることができます。
この数値が年齢の目安より低く出たとしても、妊娠率が低いということにはなりませんが、残された卵子の数の目安を知ることができますので、妊娠を含めたライフプランを検討される際の検討材料となります。

各種ワクチン

当院では、以下のワクチン接種に対応しています。

風疹ワクチン

風疹ウイルスの感染を防ぐためのワクチンです。

対象者
特に妊娠を希望する女性やそのご家族は、風疹の抗体検査を受け、抗体のない方/基準より少ない方については、ワクチン接種を検討することが推奨されています。
費用
8,000円(税込)
HPVワクチン

子宮頸がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐためのワクチンです。

種類
シルガード、ガーダシル、サーバリックス
費用
30,000円(税込)×3回
RSワクチン

RSウイルス感染症の重症化を防ぐために使用されるワクチンです。妊娠中にお母さんが接種しておくと、赤ちゃんが生まれてから一定期間、RSウイルス感染症から守る効果があります。

対象者
妊娠28週から36週の妊婦
種類
アブリスボ
費用
30,000円(税込)

婦人科にはさまざまな病気がありますが、本ページに記載のないものも含め当院では幅広い病気の検査・診断・治療に対応しています。

婦人科の症状の裏には重大な病気が隠れていることもありますので、少しの出血だから…軽い症状だから…と見過ごしてしまわずに、まずはお気軽にご受診ください。

受付時間 / 9:00-17:30

休診 / 木・土の午後・日曜・祝祭日