婦人科

GYNECOLOGY

生理不順

IRREGULAR PERIODS

生理(月経)は、女性にとってご自身の体の状態を知るための健康のバロメーターです。
生理不順の裏側には、病気や不妊症など身体の異常が隠れていることが多いため、生理周期を知ることは体の状態を知るセルフチェックの役割を果たしてくれます。

生理不順とは

生理周期が乱れ、規則正しい月経がこないことを指します。以下の内容に当てはまらない場合は、生理不順に当たります。

  • 正常な生理周期期間:25〜38日
  • 出血持続日数:3〜7日(平均4.6日)
  • 変動:6日以内
  • 経血量:20〜140ml

ただし、生理周期は毎回同じ周期とは限らず、日常の生活の疲れやストレス、ダイエット、過剰な運動など、さまざまな要因で前後する場合もあるため、生理周期の目安を25日~38日として、前後6日以内のズレであれば、あまり心配することはありません。
しかし、生理がこなかったり、生理周期が不安定など、生理周期自体に乱れがある場合には要注意です。生理不順が続く場合には卵巣機能やホルモンの異常が疑われ、放っておくと不妊症の原因にもなりますので、生理周期を把握しておくことは健康を管理する上でも大切な役割があります。

生理不順の種類

生理周期の異常には、周期や出血の量などによって以下のようなものがあり、原因により症状も異なります。

周期 月経開始から次の開始日までの日数 原因
正常月経

25〜45日の範囲内

続発生無月経

90日以上

思春期・更年期・ストレス・ダイエット・高プロラクチン血症・結核・妊娠

頻発月経

24日以内

思春期・更年期・黄体機能不全・無排卵周期症・甲状腺機能障害

稀発月経

39日以上3か月以内

思春期・更年期・肥満・多嚢胞卵巣・甲状腺機能障害・高プロラクチン血症・肝臓疾患・精神疾患

過少月経

25〜45日だが経血の量が少ない

無排卵月経・子宮発育不全・結核・高プロラクチン血症

過多月経

25〜45日だが経血の量が多い

子宮筋腫・子宮内膜症

不正出血について

検査方法

まずは、生理や出血の状況を問診で伺い、妊娠の有無を確認することから始まります。
(妊娠していない場合は、生理不順を起こす病気がないかどうかのチェックを行うためです。)
問診内容に応じて、内診や経膣超音波検査、細胞診検査、血液検査(血中ホルモン検査、貧血の有無など)など必要な検査を行います。

明らかな病気のない月経周期異常(機能的月経周期異常)の場合は排卵がないことが多いので、基礎体温表をつけていただき、そもそも排卵があるかどうか、生理周期が適切かどうかなどを確認していきます。

その他、心身のストレスレベルや過度な運動・ダイエット、内服薬の確認も重要なポイントです。

治療方法

生理不順の原因となっている病気があるときは、そちらの治療を先に行います。
ホルモンバランスの乱れによる生理不順の場合、治療が必要なパターンはそれほど多くありませんが、無月経の場合や、日常生活に差し支える場合、また妊娠を希望する場合など、本人の希望がある場合に治療を検討します。

治療方法は、原因や症状によりさまざまですが、食事・運動指導、低用量ピルを用いた治療、ホルモン補充療法などがその一例です。

セルフチェック方法

まずは基礎体温をつけてみましょう。3ヶ月間続けると、生理周期の乱れの程度がある程度はっきりします。
また低温期と高温期がきちんと分かれているかどうかから、排卵があるかどうかがよくわかります。
生理不順で婦人科を受診する際にも、基礎体温表は診断の重要な判断材料となります。

生理について気になることがある方は、ぜひ一度お越しください!

生理の乱れは、ちょっとしたストレスやダイエットなどからも簡単に起こります。
しかし、ひどい生理不順を放置しておくと、将来妊娠できなくなる可能性もあります。
しばらく生理が来ていないという場合はもちろんのこと、生理について気になることがある方は、ぜひ一度お気軽にお越しください。

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