婦人科
GYNECOLOGY
望まない妊娠
UNINTENDED PREGNANCY
やむを得ない事情で妊娠の継続を望まず、悩まれている方もいらっしゃると思います。
人工妊娠中絶を考えている方、赤ちゃんを産み育てられるのか不安な方など、少しでも悩まれている方やわからないことがある方は、医師をはじめとしたスタッフが、まずはお話をお伺いしながら最適な方法をあなたと一緒に見つけていきますので、一人で悩まずに、まずはご相談ください。
妊娠が分かったら
薬局などで購入できる妊娠検査薬を使用すると、妊娠しているかどうかを自宅で判定する事ができます。
この検査で陽性判定が出て、妊娠がわかった後は、出産するかどうかを考えることになります。
「出産し育てること」を選択された場合、母子手帳をもらうなど分娩までの準備を進めていきますが、やむを得ない事情で「産むことができない」場合、日本では母体を守るために人工妊娠中絶という「産まない」選択もできます。
中絶手術は重い選択ですが、この権利は「母体保護法」という法律で保証されています。
中絶手術が可能な妊娠週数
母体保護法という法律で、中絶手術を行うことができる週数が決まっています。
妊娠4週~11週6日目までの期間に行う中絶手術を「初期中絶」といい、妊娠12週~21週6日目までの期間に行う中絶手術を「中期中絶」といいます。
22週0日以降は、法律上、中絶手術を行うことができません。
また、人工妊娠中絶手術は妊娠週数が進むほど心身の負担が重くなりますので、お悩みの方はなるべく早くのご受診をおすすめいたします。
初期中絶と中期中絶の違い
- 初期中絶
-
妊娠4週~11週6日目までの期間に行う中絶手術です。
主な手術方法 吸引法 もしくは 掻爬(そうは)法
- 吸引法:子宮内に吸引器具を挿入して胎嚢を吸引する方法
- 掻爬(そうは)法:子宮内にスプーン状やピンセットのような器具を挿入して胎嚢をかき出す方法
当院では、掻爬(そうは)法にて手術を行っています。
手術時間 15分前後
退院までの期間 手術当日中の帰宅が可能
麻酔から覚めて安全に歩行ができるようになってから。
初期中絶について - 比較的安全に手術を行うことができ、費用も安く抑えられる
- 麻酔により、ほぼ無痛で処置をすることができる
法律上の扱い 人工妊娠中絶
その他手続き なし
- 中期中絶
-
妊娠12週~21週6日目までの期間に行う中絶手術です。
主な手術方法 掻爬(そうは)法 もしくは 陣痛分娩法
- 掻爬(そうは)法:子宮内にスプーン状やピンセットのような器具を挿入して胎嚢をかき出す方法
- 陣痛分娩法:人工的に陣痛を起こして死産の状態で分娩する方法
初期に比べて胎児が大きくなっているため、週数や状況によっては掻爬(そうは)法が行えない場合もあります。
手術時間 15分前後
退院までの期間 通常2日~1週間程の入院が必要
中期中絶について - 母体への負担も初期中絶と比べて大きく、費用も出産と同程度かかる場合が多い
- 大掛かりな手術となるため、手術を行えるクリニックも限られる
法律上の扱い 人工死産
その他手続き 死産届の提出、火葬の手続きが必要
妊娠の継続を迷われている方・中絶手術をご検討中の方はなるべく早くご来院ください。
医師をはじめとしたスタッフが、お話をお伺いしながら最適な方法をあなたと一緒に見つけていきます。
当院では中期中絶手術も行っておりますが、中期中絶よりも初期中絶の方が、身体・精神への負担も金銭的な負担も少ないため、可能な限り初期中絶手術(妊娠4週~11週6日目までの手術)を受けることをおすすめしています。
また、手術に当たっては手術日の予約や血液検査、パートナーの同意書のご準備などにも日数がかかります。
中絶手術を受けるかどうかの判断を11週ぎりぎりに行うと、12週以降の中期中絶手術となってしまう場合がありますので、妊娠の継続を迷われている方・中絶手術をご検討中の方はなるべく早くご来院ください。
医師をはじめとしたスタッフが、お話をお伺いしながら最適な方法をあなたと一緒に見つけていきます。